自損事故や加害者の治療における勘違い


大府市の交通事故患者さんの中には、自損事故や加害者として治療に来られる方も少なくありません。
その中で一部、自責の念から、治療や補償に関して誤った認識や勘違いを抱えている人も少なくないことがわかります。
そもそも、怪我の治療そのものには、自損、加害と言った怪我に至る原因は基本関係ありません。
交通事故により、症状がある、怪我がある、という事実に対して、治療や保証があるわけですが、交通事故において、自損事故を起こした人や加害者となった人は、誤った思い込みや自責の念によって適切な治療を受けなかったり、精神的に大きな負担を抱えたりすることがあります。
このページでは、今までに当院で遭遇したよくある勘違いの具体例をまとめます。
1. 治療に関する勘違い
①「自損事故だから保険が使えない」
✅ 勘違い:
「自損事故でケガをした場合、治療費は全額自己負担になる」と思い込む。
🔍 実際は:
- 任意保険の「人身傷害保険」や「自損事故保険」を契約していれば、治療費が補償される場合がある。
- 健康保険の適用も可能な場合があるため、全額自己負担になるとは限らない。
②「加害者だから治療を受ける資格がない」
✅ 勘違い:
「自分が事故を起こして相手にケガをさせたのだから、自分が治療を受けるのは申し訳ない」と思い、通院をためらう。
🔍 実際は:
- 事故の責任の有無にかかわらず、自身のケガの治療は正当な権利。
- 任意保険の人身傷害補償や健康保険を利用できることがある。
- 放置すると、後遺症が残りやすくなるため、早期治療が重要。
③「病院に行くのが面倒だから、少しの痛みなら我慢しよう」
✅ 勘違い:
「事故直後は少し痛いけど、すぐ治るだろう」と考え、病院に行かない。
🔍 実際は:
- むち打ち症などの症状は数日後から悪化することが多い。
- 事故後にすぐ受診しないと、後から痛みが出ても補償を受けられない可能性がある。
- 「そのうち治る」は危険。早期診断・治療が大切。
④「仕事や家族のことを考えると、通院する時間がない」
✅ 勘違い:
「仕事が忙しいし、家族にも迷惑をかけたくないから、通院するのは無理」と思ってしまう。
🔍 実際は:
- 治療を怠ると、後遺症が残り、仕事や生活に支障をきたすリスクが高い。
- 整骨院や夜間診療を行っている病院もあるため、時間調整は可能。
- 長期的な健康を考えると、短期的な忙しさよりも治療を優先するべき。
2. 自責の想いによる精神的負担
①「自分が悪いのだから、痛みを我慢すべき」
💭 思い込み:
「自分の不注意で事故を起こしたのだから、痛みを訴えるのは甘えだ」と考える。
🔍 実際は:
- 身体の回復は自己責任とは関係なく、治療が必要なもの。
- 我慢しても良くなるわけではなく、むしろ症状が悪化するリスクが高い。
- 痛みを放置せず、適切なケアを受けることが大切。
②「相手の治療費のことを考えると、自分の治療にお金をかけられない」
💭 思い込み:
「相手の治療費や示談金の支払いがあるから、自分の治療費は節約しないといけない」と思い込む。
🔍 実際は:
- 保険の適用範囲を確認すれば、自己負担なしで治療できる場合が多い。
- 自分が健康でないと、示談や賠償問題の対応も難しくなるため、まずは自分の体を整えることが重要。
③「家族や会社に迷惑をかけたから、弱音を吐いてはいけない」
💭 思い込み:
「事故で迷惑をかけたから、つらくても誰にも言えない」と一人で抱え込む。
🔍 実際は:
- 身体的な痛みだけでなく、精神的なストレスもケアが必要。
- 家族や職場に相談することで、適切なサポートを受けられることがある。
- 必要なら、心理カウンセリングを受けるのも有効。
まとめ
自損事故や加害者の立場になると、「自分は治療を受ける資格がない」「迷惑をかけたから我慢すべき」といった誤った思い込みや自責の念を抱えがちです。
しかし、事故の責任とは関係なく、自分の体を大切にし、適切な治療を受けることが最も重要です。
この3つを意識して、後悔のない対応を心がけましょう。

「事故後の違和感は軽視しない」
「保険の適用範囲を確認する」
「精神的ストレスも適切に対処する」
この3つを意識して、後悔のない対応を心がけてください。
当院では、きちんとあなたが受けられる保障、受けるべき治療等をふまえ適切で公平なご相談対応をしています。